尿のお悩み

症状を適切に評価して
適切な治療により
尿に関するお悩みを解消
排尿に関するお悩みは、年のせいだと諦めてしまいがちですが、適切な評価を行い、適切な治療を受けていただくと多くは改善します。
「尿が近い」「尿が出にくい」「尿が漏れる」「尿に血が混じる」といった症状の裏には、膀胱や前立腺などの疾患が隠れていることがあります。
当院では、泌尿器科専門医、排尿機能専門医が、適切な評価と治療を行うことで皆さんのお悩みに対してしっかりとアプローチいたします。お困りごとなどがありましたら、いつもでお気軽にご相談ください。
こんなお悩みはありませんか
- くしゃみや咳などで漏れる(腹圧性尿失禁)
- 尿意を我慢できず漏れてしまう(切迫性尿失禁)
- トイレが近く尿回数が多い(頻尿)
- 夜中に何度も尿意で目が覚める(夜間頻尿)
- 尿の色が赤い、または血が混じっている(血尿)
- 排尿時に痛みやしみるような違和感がある(排尿時痛)
- 尿の勢いが弱い、出し終わるまでに時間がかかる(排尿困難)
- 排尿後も尿が残っている感じがする(残尿感)
尿にまつわる主な疾患
尿漏れ(尿失禁)
尿漏れ(尿失禁)は、自分の意思に反して尿が漏れてしまう状態で、女性に多く見られます。
尿失禁は主に「腹圧性尿失禁」「切迫性尿失禁」「溢流性尿失禁」の3タイプに分類されますが、女性で最も頻度が高いのは腹圧性尿失禁(49%)です。
腹圧性尿失禁は、骨盤底筋の緩みが原因となり、咳やくしゃみ、重い荷物を持つなどにより、お腹に力(腹圧)が加わることで尿が漏れてしまいます。
Check Point

40代女性の3人に1人が
尿漏れを経験
尿漏れは非常にデリケートな問題であり、周囲に相談できず一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。トイレの不安から外出や趣味を控えるようになると、生活の質(QOL)の低下にもつながります。
しかし、日本の40代女性の3人に1人が経験しており、実は多くの方が直面している身近なお悩みです。尿漏れは決して恥ずかしいことではなく、適切な評価と治療を受けること改善することが多いので、毎日を自分らしく快適に過ごすために、ぜひお気軽に当院へご相談ください。
女性に尿漏れが多い原因
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尿道の長さ・形状の違い
女性と男性では尿道の構造が異なります。男性の尿道が約15〜20cmあるのに対し、女性は約3〜4cmと非常に短いのが特徴です。また、男性のように周囲を支える前立腺がなく、膀胱から直線的に伸びているため、出産や加齢で骨盤を支える骨盤底筋の筋力が衰えると、少しの負荷(腹圧)でも尿が漏れやすくなります。
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出産や加齢による骨盤の変化
出産や加齢は、女性の尿漏れを引き起こす大きな要因のひとつです。
出産時に産道とともに骨盤が大きく開くことで、膀胱や尿道を支える「骨盤底筋」に強い負荷がかかり、緩みが生じてしまいます。加齢も加わり、内臓を支える筋力が弱まると尿を止める機能が低下して漏れやすくなります。
尿漏れの3つのタイプ
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腹圧性尿失禁
咳やくしゃみなど、お腹に力(腹圧)が加わり尿が漏れてしまうタイプです。
主な原因は骨盤底筋の緩みですが、特に女性ホルモンが低下する閉経後は症状が悪化しやすいため注意が必要です。
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切迫性尿失禁
強い尿意が急に出てしまい、トイレまで我慢できずに漏れてしまうタイプです。
膀胱が過敏に反応する「過活動膀胱」が主な原因とされており、腹圧性尿失禁と併発することもあります。
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溢流性尿失禁
尿を出し切れず膀胱が満杯になり、溢れ出るように漏れてしまうタイプです。前立腺肥大症・神経因性膀胱などの病気や薬剤・手術などが原因となります。放置すると尿路感染症や膀胱機能障害・腎機能障害を招く恐れがあります。
その他の尿漏れに関連する代表的な疾患
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過活動膀胱
急に抑えきれない尿意を感じる、トイレが近い、我慢できず漏れるといった症状が出る病気です。
膀胱が過敏になり、尿が十分に溜まっていないのに勝手に収縮してしまうことが主な原因です。
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神経因性膀胱
排尿に関係する神経の障害により、排尿のコントロールがうまく機能しなくなる状態です。尿を溜める・出すというバランスが崩れ、頻尿や尿漏れなどの多様な排尿トラブルを引き起こします。
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前立腺肥大症(男性)
尿道を取り囲んでいる前立腺が大きくなり、尿道が狭くなる病気です。尿の勢いがない、排尿に時間がかかる、残尿感があるなどの症状が現れ、進行すると膀胱や腎臓が機能障害になることもあります。
※ 過活動膀胱に対する薬物治療の効果が不十分な場合は、ボツリヌストキシン膀胱内注入療法(保険適用)の実施が可能です。
当院では、ボツリヌストキシン膀胱内注入療法の施注資格を有する医師が適切な治療を行います。いつもでお気軽にご相談ください。
排尿障害
尿回数が多い(頻尿)、尿が漏れる(尿失禁)、尿の出が悪い(排尿困難)、残った感じがある(残尿感) などの排尿のお悩みは、日本人の20歳以上で77.9%(男性:79.4%・女性:76.5%)、40歳以上で82.5%(男性:85.0%・女性:80.1%)と多くの方が抱えているお悩みです(Int J Urol 2024; 31: 747-754)。
多くの方が抱えているこれらのお悩みは、決して恥ずかしいことではありません。適切な評価と治療を受けることで、多くのお悩みは改善しますのでご安心ください。
頻尿の代表的な疾患
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過活動膀胱
加齢などの様々な原因により、膀胱が過敏になることで尿意が抑えきれなくなる病気です。十分に尿が溜まっていなくても膀胱が過剰に収縮してしまい、頻尿や尿漏れなどの症状が現れます。
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神経因性膀胱
排尿に関係する神経の障害により、排尿のコントロールがうまく機能しなくなる状態です。尿を十分に溜められず頻尿や尿漏れがみられたり、出し切れずに排尿困難などの症状が現れます。
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前立腺肥大症(男性)
加齢などのさまざまな原因により、前立腺が大きくなり尿道が狭くなります。尿が出にくくなり、尿を出すために膀胱の過剰収縮(過活動膀胱)を合併することで頻尿や尿漏れなどの症状が現れます。
排尿困難の代表的な疾患
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前立腺肥大症
加齢などが原因となり、前立腺が大きくなり尿道が狭くなります。尿の勢いが弱くなる、尿が出にくい、尿の線が割れる、排尿の途中で途切れる、排尿に時間がかかるなどの症状が現れます。
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低活動膀胱
膀胱を動かす筋肉の収縮力が低下します。尿の勢いが弱い、尿を出すのに時間がかる、お腹に力を入れないと尿が出ない、尿が貯まった感覚がない、1回の尿量が少ないなどの症状が現れます。
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神経因性膀胱
排尿に関係する神経の障害により、排尿のコントロールがうまく機能しなくなる状態です。尿がたまった感覚がない、尿の勢いが弱くなる、尿が出にくくなるなどの症状が現れます。排尿困難を認める場合と頻尿を認める場合があります。
外科的治療が必要になってもご安心を
排尿に関するお悩みで薬物治療の効果がない場合や病気が重症の場合は、外科的治療が必要となることがあります。当院では適切な評価を行ったうえで、適切に外科的治療が実施できる医療機関施設へご紹介いたします。いつもでお気軽にご相談ください。
尿路感染症
細菌が尿道から逆行することで、膀胱炎、腎盂腎炎などを発症します。男性は、 尿道に繋がっている生殖臓器(前立腺・精管・精巣上体など)にも細菌が逆行し、前立腺炎、精巣上体炎などを発症します。尿路感染症は、ほぼすべてが細菌によるものであり、男性より尿道が短い女性の方が発症しやすいという特徴があります。
膀胱炎の初期症状として、頻尿・血尿・痛みなどが認められますが、発熱を呈さないことが一般的です。発熱や腰背部に痛みが認められた場合は、感染が重症化している危険性があり、腎盂腎炎を発症している可能性があります。腎盂腎炎を発症すると死亡に至るような重篤な状況になる可能性があります。重篤な状況になる前に泌尿器科への受診をお勧めいたします。
尿路感染症を繰り返す場合は、尿路感染症を引き起こす原因(排尿障害など)が隠れていることがあります。当院では、泌尿器科専門医、排尿機能専門医が、尿路感染症の原因となる病気の有無もあわせて評価しており、原因となる病気がある場合は、感染症治療とあわせて原因疾患の治療を行うことで尿路感染症の再発を防止いたします。
感染症が重篤な状態であり厳格な管理が必要となる場合は、適切な評価を行ったうえで適切な治療が実施できる医療機関施設へご紹介いたします。
尿路結石
腎臓で作られた結石が、尿管などに下降することで尿路が閉塞した場合、血尿や激しい痛み(疝痛発作)などの症状が現れます。血尿や疝痛発作に加えて、嘔気・嘔吐、腹部違和感、冷汗などもみられます。
尿路結石の主な成分として、カルシウム含有結石(シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム)が、上部尿路結石の80%以上を占め、季候、食事、職業などの複数の要因により作られます。尿路結石は、男性では40歳~50歳代に多く、女性では50歳以降に多く発症し、女性に比べて男性に多く発症(2.2倍)します。
当院では、適切な検査により正確な診断を可能とするために超音波検査機器・CT検査機器を設置しています。泌尿器科専門医が、適切な評価を行うことで、皆さんのお悩みに対してしっかりとアプローチいたします。お困りごとなどがありましたら、いつもでお気軽にご相談ください。
痛みが激しくておさまらない、結石の排石が認められない、尿路感染症を合併しているなどの厳格な管理が必要となる場合は、適切な評価を行ったうえで適切な治療が実施できる医療機関施設へご紹介いたします。